第3回 年間計画と理念の関係性

Pleasure Supportの町です。

私はこのコーナーで、【美容室の計画づくり】について担当させていただきます。

 

皆さんのお店の年間計画には『経営理念』は反映されていますでしょうか?

『そりゃぁもちろん!!』とおっしゃるオーナー様も、この記事を読み終えた後にもう一度見つめなおしてみてください。

 

そもそも経営理念とは何か?を改めて考えてみましょう。ここでは経営理念とは自社の存在意義ととらえています。存在意義とはお客様とスタッフが自社を選ぶ理由だと思ってくださいね。

なぜ隣の美容室じゃなくて、うちの美容室なの?をちゃんと説明できますか?という事。

 

そして、その経営理念が社会(お客様や地域の方々、スタッフ)に受け入れられたときに、どの様な情景を思い浮かべることが出来るのか?をいうのがビジョンです。

ビジョンとは理念を具体的業務に連動させるためにも必須と考えられる事で、理念が『どんな想いを持っているのか?』を表現するのに対し、ビジョンは『どこを目指しているのか?』を表現します。

 

 

つまり、理念が『方向性』であれば、もう一つの切り口としてビジョンという『距離感』が必要なのです。

たとえば大阪を起点として『東へ行くぞ』と言っても、東京へ行くのとアメリカへ行くのでは準備から心構えまで、全く異なります。

ビジネスにおけるその距離感が“ビジョン”なのです。

経営理念が方向性を表現するコンパスならば、ビジョンはどこまで行くのかを表現する世界地図と考えられます。

長い航海であればあるほど、両方が必要とされるのです。

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また、ビジョンは言語で将来の【情景】を描く概念的将来像、数字で将来の【状態】を描く具現的将来像に分類されます。

概念的将来像である情景ビジョンは『私たちの理念が社会=お客様や未来の社員に広く受け入れられれば、どんな情景が思い浮かぶのか?』を表現したものです。情景ビジョンは理念が実現した時の理想の社会を頭の中で想像し、それを言語化したものですので『私たちは』で始まり『○○という社会または地域、環境などを創ります』で占められることが多いようです。

 

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よく『10年後の事なんて分からないよ。』と経営者の方はおっしゃいますが、正解があるわけではありません。あくまで距離感、つまり企業であれば規模感を表現するものであり目標という言葉にとらわれすぎると返って混乱が生じます。次に状態ビジョン(具現的将来像)は、いわゆる中長期的な経営目標と考えられます。だいたい10年後の売上高・社員数・店舗数などの大きな経営目標を掲げ、そこから逆算して3~5年後、来年へと足元に落とし込んでいく方法です。

ここでは、『高校野球の地方予選1回戦を勝てるチームを作りたいのか?甲子園に出たいのか?甲子園で優勝したいのか?』といった感覚で目指すところを明記してください。

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そして、このビジョンを具体的に実現するのが年間計画なのです。

という事は、どんなに立派な年間計画も先ほどのような理念やビジョンがあいまいな状態だとできないわけです。

一度理念とビジョンと年間計画の連動性を確認してみましょう。

 

 

次回は第4回 年間計画の全体像(ビジネスモデル)の予定ですので、ご期待ください!!