保険料が支払えなくなったら、、、パート3!
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの小山です。
本日は前回に引き続き
「保険料が支払えなくなった時」の対策をお伝えいたします。
払済(はらいずみ)という制度を活用しましょう
保険には、保険料を支払えなくなった時に「払済」という処理を選択できます。
払済のメリットは、保険料の支払いを完全に止めながらも、保障を継続することができる点です。
ただし、保障額は元々の保険金額よりも下がります。(下がる金額は、どれだけ保険を継続していたのかによって変わります)
また
※こちらの制度は終身保険、養老保険など貯蓄性のある保険でないと適用できません
※また、この制度を活用すると付帯していた特約は全て消滅します
のでご注意ください。
具体例:
15年支払ってきた保険金額500万円の終身保険の保険料が払えなくなってきたので、払済処理をする
⇒保険料を払わなくてよくなった代わりに、保険金額が250万円になった(保障期間は終身のまま)
何故保障を継続できるのか?
結論から申しますと、解約返戻金(解約したら戻ってくるお金)を活用するからです。
終身保険や養老保険など貯蓄性のある保険には、継続すれば継続するほど解約返戻金が発生します。
払済処理はその解約返戻金を活用して、被保険者に万一があった際の保険金の支払いに備えます。
ですので、払済処理は解約とは異なりますので、ご注意ください。
ただし、払済にしてからも、保険を解約することも可能です。
その場合は、発生している解約返戻金をお受け取りいただけます。
払済の制度は便利なのですが理解するのに少々時間を要する場合があります。
詳しくお知りになりたい場合はお気軽にお問い合わせください。