セミナーレポート ~ハードは変えられなくてもハートは変えられる!~

昨年4月からスタートした「美容師一般教養・基礎講座」。

ついに3月9日、最終日を迎えました!

最終日となる、午前の授業では、株式会社ミライロの堀川歩先生を講師にお迎えし、「ユニバーサルマナー」についての講義を行っていただきました。

 

まず、マナーの基本についてのお話しをしていただきました。

マナーとは、社会の中で人々が気持ちよく生活していくための知恵や技術です。

 

では、ユニバーサルマナーとはなんでしょうか。

それは、自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動すること。

特別な知識や高度な技術ではなく、誰もが思いやりを持つことが大事だということです。

 

日本では聞きなれている「バリアフリー」という言葉。

実は海外では「ユニバーサルデザイン」という言葉の方が多く使われているそうです。

バリアフリーとは、特定の人、主に障害者の方に向けてという意味に対して、

ユニバーサルデザインとは、全ての人のために、という意味があるそうです。

今、時代と共に人々の意識が変わってきています。

誰もが、高齢者の方々や、障害者の方々と接する機会が増えてきています。

 

今私達に求められていることは二つあります。

1つはハード(環境、設備等)

そしてもう一つはソフト(サービス)

ハードは個人の力で、そう簡単に変えられるものではありません。

私自身、以前「ユニバーサル検定」を受講したのですが、その時に講師の方がおっしゃった言葉が今でも忘れられません。

「ハードは変えられなくてもハートは変えられる!」

1人1人の意識や行動を変えていくことこそが重要なのだと思いました。

 

次に、“日本人のおしい現状”としまして、「無関心」、「過剰」のどちらかが多いのではないかというお話になりました。

「わからない」、「出来ない」、「経験がない」などの、“ない”から始まる不安の解消をしていくことが大事なんだとお話しいただきました。

 

ここで受講者の皆さまにはグループを組んで頂き、それぞれの“違い”についていくつあるか数えていただきました。

性別、年齢、出身、利き手等、様々な答えが出てきました。

“違い”については、わずかな時間でも数十個出てきましたが、次に“同じ”ところを探してみていただくと、なかなか“違い”ほど簡単には出てきませんでした。

それは、障害の有無に関わらず、人は皆、違うことの方が多いというのが当たり前だからです。大事なことは“知る”ということです。

 

今、私達に求められる姿勢とは、「さりげない対応」だと、堀川先生はおっしゃいました。

「~しなければならない」と思うと過剰になりがちです。押し付けるのではなく、選択肢を与えてあげることが大事だとお話しいただきました。

声がけをする際に「お手伝いできることはありますか?」

と聞き方を変えるだけで、答える側も気持ちが楽になりそうですね。

 

迷った時の基本姿勢として、

「迷わず、素直に、すぐ行動!」

常にこの気持ちを心掛けていることが大事だという言葉をいただきました。

 

最後に演習問題をグループワークで解いていただきました。

受講者の皆さまが真剣に考え、話し合い、積極的に手をあげて答えてくださる姿がとても印象的でした。

最後の問題の、「明日からできることは何ですか?」の質問には

「困ってる人がいたらいつでも声掛けできるように常に心の準備をしておく」、「今日習ったいろいろなマークなどの場所を意識したり、基本的なことからしっかりしていく」

など、前向きなご意見が飛び交う中、午前中の講義は終了しました。image1