ほなこれアシスタントセミナー(3時間目午前)レポート

「ほなこれアシスタントセミナー」3時間目です。

 

今回は株式会社ミライロの岸田ひろ実先生を講師にお招きし、「ユニバーサルマナー」についての講習を行っていただきました。

 

 

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ユニバーサルマナー、、、この言葉を聞いてすぐにピンとくる方は正直まだまだ少ないと思います。

そこでまずはマナーとはなにか?をお話しいただきました。

マナーとは「社会の中で人々が気持ちよく生活していく為の知恵や技術」のことを言います。

 

日本人は昔からマナーの達人と言われてきました。

遡ること江戸時代。江戸しぐさという3つの代表的なマナーがありました。

一つ目は「傘かしげ」。雨の日に道ですれ違う時にお互い傘を外側に傾けることによって、雨のしずくが相手にかからないようにしていたそうです。

二つ目は「肩引き」。人ごみですれ違うとき、お互いに肩を引いて体を斜めにすることによって、ぶつかることなくすれ違う事ができていたそうです。

三つ目は「七三歩き」。火事など緊急を要する際、火消しの車がスムーズに通れるように、道の七割をあけて歩くようにしていたそうです。

 

このように昔から日本にはたくさんのマナーが存在しました。

 

それでは今回のテーマである、「ユニバーサルマナー」とはなんでしょうか。

ユニバーサルマナーとは

~自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと、行動すること。

特別な知識や高度な技術ではなく、誰もが身につけていて当然の領域。~

今、時代と共に人々の意識が変わってきています。昔に比べ、障害者の方々や高齢者の方々が外出しやすい環境になり、触れ合う機会が多くなっている今、当たり前に身につけなくてはならないマナーなのではないでしょうか。

 

また、高齢者や障害者の方々本人だけでなく、一緒に暮らす家族や、共に出かけることの多い友人知人たちも、ユニバーサルマナーを求める存在ではないでしょうか。

では今、私達に求められることはなんでしょうか。

ハード(環境、設備)とソフト(サービス)の二つの軸があります。

環境や設備はなかなか簡単には変えられませんが、思いやりや気遣いの心ひとつで変わることはたくさんあります。

「ハードは変えられなくてもハートは変えられる!」

この講習を通して岸田さんのこの言葉が一番印象深く残っている方も多いのではないでしょうか。

 

次に、“日本人のおしい現状”としまして、「無関心」、「過剰」のどちらかが多いのではないかというお話になりました。

「わからない」、「出来ない」、「経験がない」などの、“ない”から始まる不安の解消をしていくことが大事なんだとお話しいただきました。

 

そもそもバリアフリーとユニバーサルデザインの違いはなんでしょうか?

バリアフリーとは、主に障害のある方や、高齢者の方に向けられたものとなっております。

高齢者や障害者の方々にとってのバリアを取り除く。といった意味が込められています。

ユニバーサルデザインとは、国籍、性別、年齢、障害の有無に関わらず全ての人を対象に向けられています。

 

ここで受講者の皆様にはグループを作って頂き、それぞれの「違い」についていくつあるか数えていただきました。

一番多かったグループで30を超える方々もいました。このように「違い」についてはスムーズに出てくるにも関わらず、「同じ」ところを探してもらうと、数個しか出てこないそうです。

障害の有無に関わらず、人は皆それぞれ個性があり、「違う」ことが当たり前だと分かっていただけたのではないでしょうか。

 

次に、どんな障害あるのか、また、どのようにサポートするのが適切なのかを一つずつお話しいただきました。

 

サポートする際にどこからが過剰となってしまうのでしょうか?

○○しなければいけないと思った時から過剰になっているかもしれないと岸田先生はおっしゃいました。

大事なのは選択肢を与えてあげることです。

そしてお声掛けのさいの注意点として、出来る、出来ないを聞かないようにしなければいけません。自分に何が出来るかを聞きましょう。

「何かお手伝いできることはありますか?」

目の前にいるのは唯一無二の存在です。サポートの仕方はみんな一緒ではありません。

いつでも「迷わず、素直に、すぐ行動」できるようにしましょう。

 

最後にグループワークとして演習問題を解いていただきました。

具体的なサポート方法や、今どんなことで困っている方がいるか、など実生活を送るうえで実践できそうな内容が盛りだくさんでした。

 

みなさまこれからいろいろな方々と接する機会があると思います。

高齢者や障害者の方々だけではなく“全て”の方々、自分とは違う誰かのことを考えることで、優しい社会になり、みんなにとって住みやすい社会を作っていけるのではないでしょうか。