それぞれの物語。

2月に給湯器が壊れたところですが、今度は洗濯機が壊れました。

春の訪れとともに、家電がどんどん壊れていきます。後藤です。

 

大阪港開港150年「海王丸リターンズ」ということで、大阪港に海王丸が来ておりました。

海王丸は航海練習船なのですが、大海原を帆走する美しい姿から「海の貴婦人」とたたえられているそうです。

旦那が帆船や豪華客船が好きなので、旦那に連れられて、その海王丸の登しょう礼、出港を見学に行ってきました。

登しょう礼とは、練習生がマストの先まで駆け上がり、帆先まで広がって、見送りに来た人たちに「ごきげんよう」とお礼を伝える儀式です。

練習生が足がすくむほどの高さのマストに駆け上がり、帆先まで渡っていく様子を下から眺めているだけで、私には付いて無いはずのモノが縮こまる想いでした。

気が着いた時には船が徐々に岸壁から離れだしていました。

見ると、目の前には乳母車の子供ともう一人、3歳くらいの子を連れた若いお母さんが、船に向けて一生懸命旗を振っています。

また、船にいる練習生たちを指さしながら一生懸命に大きく手を振っている方たちの姿も。

その後ろ姿を眺めていると、「ここにいるよ!元気に頑張って!」と叫んでいるように見えたのです。

船には練習生の他にももちろん艦長や機関士の方、諸々の職員の方々も乗船しているわけで・・・

「そうか。ここに見送りに来ている人は、私たちのようにただ見学に来ているだけではなく、ご家族、ご友人、もしかしたら恋人が乗り込んでいて、しばしお別れの時を惜しんでいるのかもしれない…。」

ということにようやく気付いたのです。

次の瞬間、私はあわてて最前列で写真を撮っている旦那を引きずり出しました。

 

「ごきげんよう」

大阪港に響き渡る練習生たちの声が、どうしてだか胸に沁みました。

 

それぞれの胸に、それぞれの物語が・・・。

 

元気に出港していった皆様が、どうか無事に目的を達成出来ますように。。。